今日は、大阪土地家屋調査士会の研修会でした。

筆界特定について、大阪会相談役の西田先生が説明してくださいました。

熱い方で、個人的に結構すきです(^^

土地境界線を特定するこの制度について、説明がありました。

話の最後に

制度ばかりが どうのこうのって 議論になってしまっている中、

大事なのは人の「心」だよって・・・

いいこといいますね~(^^

ホントにそう思います♪



というわけで、「筆界特定制度」について少し・・・

今、取り下げ事案があまりにも多いのです。

しかも、土地家屋調査士が代理人になっている事案が

ほとんどだというのに・・・


この原因はなにって考えた時、

境界線を特定することばかりに気をとられて、

その制度の当事者となる方々の「心」を考える事を忘れがちになっているような・・・

そんな気がしてなりません。

ほとんどの取り下げ事案は、説明と同意(インフォームド・コンセント)の不足によるものです。

筆界特定制度を活用する事案の多くはトラブルが絡んでおり、

当事者の「心」は過敏になっていると思います。

だからこそ、私達土地家屋調査士が、心のケアも考えながら制度活用しなければ・・・

と思います。


もひとつついでに言いたいことが・・・

「ADR裁判外紛争解決手続」について

ADRは、民間の良さを活かした調停手続で、

大阪会でも、早々に認証を受け、運営が開始してされています。

でも、規則内容は、役所の手続のような部分も・・・

特に気になっている部分に、”通知”があります。

争っている相手方に対して、調停を応諾するかを求めて、

いきなり書面が送られることになっています。

まるで裁判・・・、民間の良さが全然でていないのです・・・


実務をしていて感じますが、

争っている相手方に、いきなり書面で話し合いに応じろということは、

どんなに丁寧な文書であっても、誤解が生じたり、不快感や、怒りを感じる方、

非常に多いのです。

なぜ、こんな規則になったのか・・・

制度ばかりが先行して、それを利用する人の「心」が見えていなかったのでは・・・

と思ってしまいます。


いろいろ書き連ねて、結局何が言いたかったかというと、

西田先生の言われた、制度の前に「心」を大切に、

本当にそうだよね~っという事だったのでした。


ぐだぐだ生意気な意見を並べてしまいました・・・が、

ここだけの意見として、お見逃しくださいね。。。

でも、いつか是正できるように、虎視眈々と・・・



==事務所(大阪府)==
江川土地家屋調査士事務所

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