土地のトラブルがとても多い国、日本。

日本の領土が狭くて、市街地には建物が密集しています。

そのため、土地はとても狭くて、とても高額です。

すると、僅かな広さの違いで、土地の価格に大きく影響してきます。

また、土地の利用も、境界付近まで最大限に活用しようとします。

このような事が原因となり、様々なトラブルが発生しています。


主なトラブルをあげてみましょう。

1.境界線の場所の意見が食い違う(境界紛争)

2.隣の家の壁が近すぎて生活音がうるさい。(騒音問題)

3.隣の土地の「木」や「植物」が成長して境界を越えてきた(越境問題)

4.隣の新築建て替えの時、
  境界にぎりぎり、または越えて建てられた(越境問題2)

5.隣の土地の落ち葉やゴミが落ちてきて困る。(ゴミ問題)

6.隣の新築で、「日」が当たらなくなった。(日影問題)

などなどです。


境界杭がどれだけトラブルを防ぐ効果があるのか?

1の境界紛争については、言うまでもなく大きな効果があります。

2~6について、

一口で言うと精神的に違います。

分かりやすく言いますね。

境界杭を入れていると

境界線をしっかり管理しているという高い意識を相手に示せます。

この無言のプレッシャーの効果は絶大です!

職業上の経験ですが、境界に無頓着な方のお隣様は

やはり境界に無頓着だったりします。

あなたが境界線をしっかり管理していれば

お隣様もそれに気づき、やはり境界線に対して意識は高まります。

”境界杭”がその大きな”手段”になることは、間違いありません。


気をつけていただきたいことがあります。

上記2~6の問題で相手に注意するときは、

なるべく境界杭を設置してからにして下さいね。

なぜなら、

注意した時点で、相手との仲が悪くなれば、

境界杭を設置することに協力していただけなくなる可能性も高いからです。



※境界線の意見が食い違った場合、すぐ、「紛争」「トラブル」という言葉を使うことは
 適切ではありません。当ブログでは説明を簡略化し分かりやすくする意味合いで使用しています。
 お隣様とお話する時に使用すれば、相手との感情摩擦を悪化させる恐れがあります。

※境界標は境界杭と同じ意味です。